子育ての中で、「どうしてこんなことをするの?」「何度怒っても、なぜ繰り返すの?」と思ったことはありませんか?自分自身も通ってきたであろう、成長しているからこその過程。単純なようで子どもとの関わり方は、とても繊細で、難しいと感じませんか?

そんな疑問を解決する糸口になりそうな、ある女性のブログをご紹介します。

突然ですが、多くの幼い子どもが、一日に一番多く言う言葉が何かご存知ですか?

それは、
「見て」
という言葉です。親御さんたち、教育関係者の方々は「あ~、確かに~!」とうなずけるのではないでしょうか。まだ言葉がでない子どもでも、それをうまく表現できない子どもでも、とにかく、子どもたちは、自分のことを見て構って、できれば笑いかけたり褒めたりしてほしいと願っています。

こういったポジティブなやりとりができると、子どもたちは本当に幸せな気持ちになり、それを成功体験としてさらにもっと親や先生を喜ばせたり、安心して自分の好きなことをやったりしていきます。

ところが、こちらが忙しかったり、別のことをしていたり、ちょっと面倒だからなどどいう理由でこの「見て」の欲求を上手く満たしてあげなられないことが続くとします。そんな時、子どもはどのような行動にでるでしょう。

実は、叱られるようなことをわざとするようになるのです。いつもダメと言われていること、いたずら、何かや誰かを傷つけることなど、
きっと叱られること
をするようになるのです。

これは一体どうしてでしょうか。
子どもたちは、とにかく大好きな人達に構って欲しいのです。
彼らは、構ってもらえないことが続いたとき、構ってもらうためにあらゆる手段をつかうようになるのです。子どもたちは大人が思っている以上にずっとずっと賢いです。

彼らが欲しい関心のランキングは、次の通りです。

1位:ポジティブな関心

2位.ネガティブな関心

3位:無関心(=彼らにとっては、構ってもらえないこと)

つまり、構われないくらいなら、
叱られてもいいから構ってもらおう
とするのです。

親御さんによく相談を受けます。家で悪いことばかりして、ずっと叱らなくてはいけないんです。どうしたらいいですか?と。そんなときよくあるケースは、忙しくて、子どもたちが良い子にしている間は放っておいてしまい、何か問題があるとき(飲み物をこぼしたり落としたりしたとき、我慢ならないくらい大声を出したときなど、ネガティブとされることをしたとき)だけ子どもに注意を払っている状態が続いているケースです。

そういうことを繰り返しているうちに、子どもたちは、「関心をもってもらうためには『何か悪いこと』をしたり言ったりしなくてはいけない」と思い、そういう行動パターンを繰り返すようになります。そして、そこから負のスパイラルが始まるのです。家庭の影響はとても強いので、幼稚園、保育所、学校でもそのような行動に出てしまうことも少なくありません。

けれど、この解決策は比較的簡単です!

私も教育(共育)現場でよくおこなっているのですが、こんな行動パターンに陥ってしまった子どもに関しては、その子が悪いことをしたとき、それが誰かの迷惑や安全性に関わるようなことでない限り、
そのこと自体は放っておくのです。
そして、代わりにちょっとでもその子が良いことをしたときに、
ダイナミックに褒めるのです。また、いつもより多くハグをしたり構ったりさせてもらいます。
そして、誰も幸せにならないネガティブな行動(や言動)がおさまるまでそれを繰り返すのです。

そうしているうちに、子どもたちは「ああ、こうやって良いことをすれば、構ってもらえる上に、良いかたちで構ってもらえる。」「しかもみんなハッピーだ!」ということがわかり、行動や言動がネガティブなものからポジティブなものに代わっていきます。ポジティブなスパイラルが始まるのです。

何度も言いますが、子どもたちはとても賢いです。私は、多くの場合子どもたちは、良いとされていることと悪いとされていることをちゃんとわかっていると思っています。

それでも悪いことをしてしまうとき、子どもたちは『SOS』を出しているのです。僕を、私を構ってよ!、伝えたいことがあるんだよ!、というSOSです。

そのSOSのレベルが深刻であればあるほど、悪いことのレベルも上がって行ってしまうように思います。

そして、これは子どもに限ったことではありませんね。

何にせよ、「見て」と言う気持ちでいっぱいの愛しい子どもたちを、家庭、教育現場、社会で連携をとって愛情たっぷりにしっかり見ていきたいものです。悪い子なんて一人もいません。悪いことを繰りかえすパターンに陥ってしまい苦しんでいる子どもたちが周りにいたら、「SOS」に早く気付いて抱きしめてあげたいですね!愛情たっぷりのハグが持つパワーも想像以上に強いですよ!

皆さんは、こちらを読んでどう思いましたか?確かにと、思い当たることがあるのではないでしょうか。

「怒られること」をしているのではなく、「かまってほしい」「気づいてほしい」からくる行為。この行動は、人間だけではなく、動物もする行為です。本能的に身についているのかもしれません。だからこそ、大人になっても、人間関係の中で共感してしまう部分があります。

困った行動の中には、必ず理由があります。そのSOSを、無視してしまうのではなく一緒に悩み、見守ってあげること。悪い子は一人もいないという言葉に、胸が締め付けられます。常に関心があることを、アピールしなければいけないのだと思います。
子育てだけではなく、多くのことに気づかせてくれる、西條さんの言葉でした。

出典元:feely