新入社員からよく聞く悩みと秀逸な回答。

・新入社員から来た質問
今年4月入社の新入社員です。入社前の説明と異なる仕事をすることになりました。
最初聞いた仕事はこれからもできそうにありません。同じような状況で辞めた社員が何人もいるそうです、この会社はいわゆるブラック企業でしょうか?
私としては当初予定の仕事が出来なければ大学で学んだ事が活かせないので、転職も仕方なしと考えています、やりたいことのために遠地まで来たのに、今後どうしようかと思っています。

この質問に答えてくれたのは自称ラブホスタッフの上野さんでした。

「フィルム」と「数学」のエピソードを交えて、華麗な回答を提示しています。

・フジフィルムという会社を知っていますか?
ご質問どうも。フジフィルムという企業が発売している「アスタリフト」という化粧品をご存知でしょうか?
昔は「お正月を写そう」のキャッチフレーズで超有名企業でした。

フィルムというと馴染みがない方もいらっしゃるでしょう。昭和世代の方には馴染みがあるかと思いますが、デジタルが普及する前は、フィルムを現像しなくては写真を見れない時代があったのです。

デジタル世代の方にとっては「不自由」な時代かも知れませんが、2004年まではフィルムカメラの生産台数が多かったのでそんな昔のことではありません。フィルムは主流の時代には現像費を含めて写真1枚に70円くらい必要でした。つまりフジフィルムはこの写真のために「フィルムを売り」「現像し」「医療用のカメラも作る」といったことで大儲けして数万人に及ぶ社員を抱えた大企業になったのです。




しかし、2000年頃から経営不振に陥ります、それはデジタルカメラが台頭しフィルムが必要なくなったからです。

基幹事業であるフィル製造や現像が衰退したフジフィルムは新しい展開に起死回生を賭けます。

フジフィルムの化粧品事業への進出は「迷走」「暴挙」と言われ、世間からは冷ややかに見られました。しかし、富士には確かな勝算がありました、それは「感光技術」です。
実は感光技術には老化防止に重要な「活性酸素」の制御技術が含まれており、化粧品の技術は資生堂やカネボウに負けても、この制御技術ではどこにも負けない自信があったのです。
富士は化粧品に進出することで「デジタルカメラ」の危機から脱することができました。

質問者の方にもおわかりいただけたと思いますが、質問の回答は「今持っているものをどうしたら活かせるか」ということです。大切なことは「どこにいても」、「今持っているものをどうしたら活かせるか」と言う意識がなければ自己実現は出来ないということです。

私は昔家庭教師をしていて「勉強が役に立つのか?」と聞いた生徒に「役立てようと思えば武器になる。思わなければ何の役にも立たない」
と答えたことがあります。あなたにも同じ言葉を贈りたいと思います。

出典元:feely