千葉県富津市にある動物園では164頭のニホンザルを飼育していましたが、2017年2月20日、そのうち約3分の1にあたる57頭を駆除したと発表しました。その理由に何とも言えない気持ちになってしまいました。

57頭のサルを駆除したのは、千葉県富津市にある「愛宕山(あたごやま)自然動物園」です。この動物園の周りの山などには特定外来生物のアカゲザルというサルが生息しており、園内のニホンザルがこのアカゲサルと交雑して生まれたサルが今回駆除の対象となったものです。

この動物園は国の許可を得て、ニホンザルの一群を檻の中で飼育しています。しかし、老朽化によりこの檻が破損するなどして、ニホンザルがそこから逃げ出してアカゲザルと交雑したものと考えられています。




その結果生まれたのが今回駆除の対象となった57頭で、アカゲザルと交雑して生まれたサルも特定外来生物とみなされるため、飼育の許可がありませんでした。

動物園は飼育の許可がない57頭のサルについて、駆除するしかないと判断して今回の対応となってしまいました。

施設の老朽化を放置したために起こった今回の事態に動物園は、施設の改善や飼育環境の見直しを進めると発表していますが、このような管理体制の甘さから多くの命を奪うことになったのには、何ともやるせない気持ちになってしまいました。

2月15日には駆除された57頭の慰霊祭が執り行われたそうです。

出典元:surprise-magazine