グレッグ・ヘイネンさんは、妻の愛犬である「ザック」のことが好きになれませんでした。
「ザック」はピットブルとラブラドールの雑種犬です。そんなザックをグレッグさんは、闘犬種ピッドブルの血を引いていることを恐れて、敬遠していたのです。

ある日、グレッグさんがザックとの思い出を語っていました。

グレッグさんと奥さんは結婚する前からお互いに犬を飼っていて、奥さんの方はピッドブルとラブラドールの雑種犬のザックだったのです。ザックとグレッグさんの相性は最悪で、娘が生まれた時に、グレッグさんは、奥さんに『赤ん坊に噛み付く素振りを少しでも見せたら、ザックはここにいさせることはできない』と言ったのです。

病院から帰ってきた日に生まれたばかりの娘は、車のチャイルドシートに乗っていて、家に入ると犬たちがよってきて、尻尾を振りながら赤ちゃんの臭いをかいで顔を舐めました。
ザックがたくさん舐めるので、グレッグさんはザックを赤ちゃんから引き離さなくてはならなかったといいます。そして、それ以降ザックは娘の用心棒になりました。

娘が、カーペットの上にいる時は、ザックも前足を必ずカーペットに乗せていたといいます。
ザックは娘ことをとても愛していたのです。

ザックのことを敬遠していたグレッグさん、赤ちゃんがお家に来た時にヒヤヒヤしましたが、それ以降ザックに対する見方が変わったのです。




ザックに対してどのような思いを持っているのでしょうか。

グレッグさんの娘が大きくなると、ザックは必ずベッドまでついていって一緒になるようになったのです。ザックは、娘が2階に上がりたくなるタイミングがわかるようになり、毎晩、階段の下でくるのを待っていました。そして一緒に部屋へと上がっていくのです。

ある日、ザックは近所の子供に毒を飲まされました。家族にとってそれは最悪な一日だと語っています。キッチンに横たわるザックにサヨナラを言っている娘を見て、グレッグさんと奥さんは涙を流していました。そして夜になり8時に娘が部屋に行こうとしていると、グレッグさんたちは、その日にあったことを改めて理解したような気がしたのです。いつも階段の下で待っているザックがいないこと、それは5年間でこれが初めてでした。

すると、グレッグさんが結婚前から飼っている犬の「サム」が立ち上がり、娘のそばに行って鼻先で軽くつくと前足を階段にかけて顔を見つめていたのです。そして娘がサムの首輪をつかむと一緒に2回の部屋に上がっていきました。

それからサムは、6年後に亡くなるまで、毎晩階段の下で娘のことを待っていたのでした。

ザックがグレッグさんの娘と親友になれたことも、サムがザックの代わりに行ってくれたこともとても素敵なことですね。

出典元:imishin