犬の不変の愛

19世紀にアメリカで
ある犬が射殺されました。

200ドルの罰金を求めて訴えを起こした
飼い主の友人である弁護人で
自然保護の運動家でもあり
のちにミズーリ州の上院議員となった
ジョージ・グレアム・ベストの法廷での
スピーチの一部です。

『この裁判に勝つ事は
 ミズーリ州で今までに殺された犬と
 これからのアメリカの全ての
 犬達の為でもある。』

と彼は言っています。

世の中では
一番の友があなたを裏切り
敵となる事があります。

一生懸命慈しんで
育てた自分の息子や娘でさえ
その恩を忘れ親不孝ものと
なることがあります。

自分の幸せと名声をかけて信じていた人に
その信頼を裏切られることもあります。

富は、自分が一番必要とする時に
そこにあるとは限りません。

名声はほんの一瞬のあやまちのために
簡単に失われてしまうし
成功している時は
敬ってくれている人たちも
失敗の影が訪れるとともに
突然、石を投げつけてきます。

しかし、こんな自分勝手な世の中において
絶対に変わることなくあなたを見つめ続け
決して裏切らず、恩を忘れない、誠実な友。

それは、あなたの犬なのです。

あなたの犬は
富める時も貧しき時も
病める時も健やかなる時も
いつもあなたに寄り添っています。

冷たい風がふきすさび
雪が降りしきる日でも
あなたがとなりにいさえすれば
冷たい土の上で眠ります。

与える食べ物が何一つない手を
さしのべてもその手に接吻し
世間の荒波にもまれて傷ついた
あなたの心と体をやさしくなめます。

貧しいあなたの眠りを
まるで王子の護衛のように守り
全ての友があなたを見捨てたとしても
そこに残ります。

富や名声をすべて失っても
日が沈みまた昇るのと同じように
変わる事なくあなたを愛しています。

たとえ運命によって
全ての友をなくし
道端に住むことになっても
忠実なあなたの犬は
となりにいて
あなたを守ること以外
何も望まないでしょう。

そして全てが終わり
死がやってきて
あなたが冷たい土の中に葬られ
全ての人々が去った後も
あなたの犬は
前足の間に頭をうずめ
そこにとどまり
悲しみにくれた目を大きく見開いて
墓を守り
自らが死を迎えるまで
あなたに誠実で真実でありつづけるのです。

それでも捨てる人間と
殺す現実があるのなら
私たちは守りたい。

としめくくった 
このスピーチには
裁判官も弁護士も
裁判長でさえ涙をこぼし
評決はたった二分しか
かからなかったそうです。

懲役も検討されましたが
当時の法律に
そのようなものがなかったため
500ドルの罰金という判決に終わりました。

“EulogyontheDog”
GeorgeGrahamVest
ジョージ・グラハム・ベスト
訳:空色さかな

———————————

犬の不変の愛
胸がいっぱいになりました。

残念ながら、人の気持ちには
絶対はありません。

それが身近な人であっても…

でもペットは全身全霊で
寄り添ってくれます。

愛情を注いだ分だけ
いやそれ以上に
愛情を与えてくれます。

どうか、身勝手な理由で
殺したり、捨てたりすることが
一つでも減りますように…

多くの人にこの話が届きますように!

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