猫にまつわる諺(ことわざ)で「3年の恩を3日で忘れる」というのがあります。

たしかに、飼い主に忠実な犬と違い、猫ちゃんは自由奔放ともいわれていて、特に犬と比べて一般的にあまり懐かないイメージを持たれています。

東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻にて講師(当時)を務めていた齋藤慈子さんが自身の研究による新たな実証結果を発表しました。

「2013年の実験で、“猫は他人と飼い主の声を聞き分ける”ことがわかっています」

「知らない人の声に慣れて、無反応になった後でも、飼い主さんの声には、明らかに反応していました」

主人の入院で離れてしまった飼い主。約2年前でも覚えていられるのかとはいっても、我が子はどうなんだろう……。
現在、キャットフードブランド「カルカン」により公開された実際のシニア猫と元・飼い主の絆をテーマにしたノンフィクション・ストーリーが話題となっています。

「忘れてしまっていたら、どうしよう…」
そう語るのは、埼玉県に住む大野さん(63)。
2年前、大野さんは、入院のためやむなく、愛する猫「くうちゃん」を知人に譲りました。
歌番組が好きだったという「くうちゃん」との思い出を口にします。
年齢は、人間でいう還暦に近い10歳です。

「何年も離れていた飼い主さんの声に、反応できるかどうか、やってみないとなんとも言えないかな…?と思います」
研究を発表した先生自身も、今回の条件に対して不安をのぞかせています。

絆を証明する方法として「録音した声」が目安になります。
スピーカーにおさめられた「大野さんの声」が、埼玉から遠く仙台の地、くうちゃんの元へと届けられます。
一体どのように反応するのでしょうか。

実験の内容は“まず他人の声を3回流し、最後に大野さんが呼びかける”というもの。
いよいよ手に汗にぎる瞬間が来ました。結果はぜひ動画でご覧になってみてください。

まるで遠い記憶を思い出したかのようにピクリと顔を上げ、音声の方から目を離しません。

いったいなにが起こっているのか。くうちゃんは耳を大きく動かし、その懐かしい声を拾い上げます。

大野さんは、映像をじっとみつめ、そのくうちゃんの様子に「涙が出てきちゃう」と込み上げるものをおさえきれない様子。
離れてもやっぱり家族です。決して忘れてなどいなかったのです!

ラストは、くうちゃんと実際に再会しました。
非常に緊張感が伝わってくる深みあるドキュメンタリーでしたがいかがでしたでしょうか。涙なくしては観られませんね。本当によかったです。

抱きついた表情がまるで人間の子どものようにも見えますね・・。

出典元:feely