最近は周りにシングルマザーやシングルファザーが増えましたね。
離婚の場合もあれば、結婚しない選択をした人もいると思いますが、やはり1人でお子さんを育てる事は、大変な苦労も多いと思います。

Aさんは15歳の高校一年生。
彼氏もいて、毎日楽しく過ごしてましたが、ある日生活が一変します。

彼女は交際していた男性との間に赤ちゃんができたのです。気付いたのは妊娠2か月の頃でした。
彼にそのことを告げると、急に連絡が取れなくなりました。
Aさんは、彼の家まで行きますが家の人に取り次いでもらえませんでした。
そんな態度に、彼への愛情がすっかり冷めてしまったAさん。

しかし、赤ちゃんへの愛情は日に日に増していきます。
「産みたい!!」強い気持ちが押さえきれなくなったAさんは、どうしたらいいのか苦しみ、母親に相談します。

そんなAさんにお母さんはなんと言ったのでしょう。

Aさんの母親も、彼女が小学生のころ離婚し、シングルマザーでした。
女手一つで、強く優しくAさんを育ててくれた母。
そんな母に、後ろめたい気持ちも感じながら、Aさんは全てを正直に伝え、それでも「赤ちゃんを産みたい」と言いました。
母親は「中絶しなさい」と言うのか、「相手の所に行こう」というのか…重い空気が流れる中、Aさんは想像しました。

しかし、Aさんの母親が口にした言葉は、彼女が思いもしない言葉だったのです。
「あんた…その子を幸せにできるの?」
母親は涙ぐみながら、問いました。

Aさんは「幸せにしたい!だって、この子を愛しているから、産みたい!」と答えました。
すると母親は笑顔を浮かべ、「うん、じゃあ産みなさい」と言ったのです。
「子どもの幸せは親が決めるんじゃない、この子が自分で決める。子どもが最初に感じる幸せは生まれたこと。あとはあんたの愛があればいい」

そしてAさんは赤ちゃんを幸せにすると決心し、高校を辞め働き始めました。

無事に元気な女の子を産んだAさん。
それからというもの、女手一つで、できる限りの愛を持って、必死に娘を育てました。
お金に余裕がないため、してあげられないこと、買ってあげられないものもありましたが、娘さんは高校生になると、アルバイトして家計を助けてくれたそうです。

Aさんは、娘の希望を叶えてやれないなんて、ダメな母親だと思っていました。

そして、大人になった娘さんは、結婚することに。

家を出る最後の夜、娘さんはAさんに言ったのです。
「お母さん、産んでくれてありがとう。お母さんの子どもで、私幸せだよ」
その時、Aさんの脳裏に、母親の言葉が浮かびました。
「子どもの幸せは、子どもが決める」

Aさんは、中絶を考える女性に少し立ち止まって、冷静に考えてほしいと思っています。

お腹の子の幸せって何でしょう?
お腹の子を幸せにできないと勝手に思っていませんか?

もしかすると、その子もAさんの娘さんのように幸せだと言ってくれるかもしれません。
たとえ中絶しても誰も責めたりはしないでしょう。しかし、自分が後悔するかもしれません。

ほんのちょっと立ち止まって、もう一度じっくり考えてみるといいかもしれませんね。

出典元:hitomoti