アメリカ・アイオワ州に暮らすマッケンジーとスティーブンのシュルツ夫妻。
夫妻はある晩、食事に出かけたレストランで注文してから食事が出てくるのに1時間以上もかかるようなひどいサービスを受けたそうです。
周りの客たちもご立腹な様子で、大半の人は料理が出てくるのを待たずにお店を出て行ってしまったそうです。
しかしシュルツ夫妻は食事を済ませた後にテーブルに100ドルのチップを残していったのだとか。

そもそも日本ではおもてなしの心はもちろんのこと、オーダーを受けてから提供するまでのスピードをなるべくはやくしようとするお店が大半なので、このレストランのサービスはまずありえないような状況ですよね。

ひどいサービスを受けたはずなのに多くのチップを残していった夫妻。
しかしこの行動には誰もが共感する理由があったのです!
そのシュルツ夫婦なりの理由とは?

こちらがその理由の詳細を綴ったSNSへの投稿文です。


「今日のレストランのサービスは本当に最悪だった。水が出てくるのに20分、前菜が出てくるのに40分、メインには1時間もかかった。
周りにいる客たちは、レストランを馬鹿にするようなことを言ったり、口々にサービスの悪さに文句を言っていた。

本当にその日のサービスは最悪だったけど、その原因はウェイターの質ではなくて、人数の少なさにあることは明らかだったわ。

ウェイターの男の子は、走り回りながら嫌な顔ひとつ見せることはなかったのに。

しばらく私たちが観察していて気が付いたのは、彼が1人で12テーブルの接客とバーを担当してたということ。

1人でこなすのにはとてもじゃないけど無理な仕事量だったわ。

私はスティーブンに『私たちもこんな感じだったわよね』って言った。
ウェイター・ウェイトレス時代の自分たちを思い出していたの。




戻りたいと思わない、全く好きな仕事ではないのに、チップ欲しさに続けていたことも思い出した。
だから私とスティーブンは、その夜きっとチップを貰えないだろう彼に、いいことをしてあげようと考えたの。

彼の反応を見る前に店を後にしたし、みんなに褒めてもらおうという気持ちでこの投稿をかいている訳じゃない。

ただ、状況を判断する前に、全体を理解することを忘れないで欲しい。そうみんなに伝えたかったの。

そしていつも、必ず、自分の原点を思い出すようにして欲しい。」

引用 Makenzie Sehultz

いかがですか?
自分たちも周りの客と同様、サービスに関して不快な思いをしたにもかかわらず周りと同じような態度を取るのではなく、ウェイターの立場・気持ちを汲んで物事を考え行動するところに人としての器の大きさを感じます。

シュルツ夫妻は、自分たちも同じような経験をしたことがあったからこそ、1人で頑張るウェイターの気持ちがよくわかった、と言っていましたが、
飲食業を経験したことのある方ならこのレストランのような状況やシュルツ夫妻の考えをよく理解することができると思います。
確かにこのレストランのサービスはよくなかったのかもしれませんが、店員の仕事ぶりや人数、それに対するお客さんの入り具合など、お店の現状に目を向け全体を理解することが出来れば、怒りの感情よりも相手を気遣う気持ちが生まれてくるはずです。

シュルツ夫妻のように、どのような状況においても自己中心的に物事を判断するのではなく相手の立場に立って見渡してみることも必要ですね!
チップをおいていったあとウェイターの反応は見なかったと言っていましたが、この日嫌な顔ひとつせず黙々と働いていた彼は、夫妻の気遣いによってきっと救われたことでしょう!

出典元:cadot