若いうちは、気楽にヒッチハイクの旅というのもいいものですよね。
知らない相手の車を乗り継いで、遠くまで行く。道中、思わぬ話で盛り上がったりもして……。

その半面、知らない相手の車に乗るわけですから、危険もあります。
どこか人目に付かないところへ連れていかれて、財産や命を奪われてしまうということもあり得るわけです。

また、乗せた相手が強盗の類だったりすると、今度は車の持ち主の側が襲われるというケースもあります。
自由や楽しみもありますが、リスクもあるのがヒッチハイクなのですね。

今回ご紹介するのは、夜の峠で若い女の子のヒッチハイカーを乗せた、ある男性の話です。
善意で相手を乗せた男性でしたが、驚くべき結末が待ち構えていたのでした。

その男性は、夜の峠道を車で走っていました。
すると、道の脇に女の子がぽつりと立っていたのです。

手に持っていたのは、「北海道」と書かれた段ボール。
どうやら、ヒッチハイクをしているようでした。
「大丈夫?」と声を掛けた男性。
すると女の子は、覗き込むようにして、こう言ってきたというのです。

「すいません、明るいところまででいいので乗せてもらえませんか?」

彼女がこんな夜に峠道にいたのは、途中まで乗せてきてもらった車から降ろされてしまったためでした。
男性は了承し、彼女を車に乗せました。

名古屋からヒッチハイクで来たという女の子。
北海道の自宅が目的地とのことでした。
男性は、時間も時間だからと、彼女を自宅まで送り届けたのです。

別れ際に連絡先を聞かれ、一度は断ったものの、根負けして名刺を渡した男性。
後日、なんと女の子から連絡が。

再会した彼女は、見違えるように綺麗になっていました。
女の子は大学1年生で、ヒッチハイク仲間の友人たちから、ぜひお礼をすべきだと勧められたそうです。

喫茶店でお茶をして、それからドライブ。
その後もメールなどでやり取りは続きました。

意気投合した二人は、ほどなくしてお付き合いをスタートさせることになったのです!

女の子が大学を卒業する頃、男性は彼女と同棲を開始することに。
そして翌年の6月、二人はゴールインすることとなったのでした。

これは驚きですね。
合縁奇縁といいますが、男性が女の子を乗せたのはたまたまのことでした。
それが結婚することになるとは……。
事実は小説よりも奇なり、ということなのでしょうか。

出典元:fancollection