馬術アデリンデ選手と愛馬パージバルのオリンピック前に起きた、メダルを超えた輝きとは・・・??

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スポーツの祭典、オリンピック。
4年に一度、世界中から様々な競技のトップ選手が集結して技を競い、メダリストは特に称賛を集めます。

記憶に新しい2016年のリオ五輪、馬場馬術オランダ代表のアデリンデ・コーネリセン選手とパートナーの
牡馬パージバル号も金メダルの獲得を期待されていました。

ところが競技の3日前、ペアは不運にも重大なトラブルに遭遇します。
パージバルが虫刺されによってなんと40度の高熱に見舞われ、顔も大きく腫れあがってしまったのです。

本番までにコンディションの回復が間に合うのか…
予断を許さない状況でした。

アデリンデ選手はパージバルを一時間ごとに検温しながら、常に寄り添って厩舎で過ごしました。

その甲斐もあってか、本番当日には体温が平熱にまで下がって顔の腫れも少し引いたのです。
獣医らとも相談して「競技への参加は可能」という結論に至りました。

しかしギリギリ間に合ったかに思われた晴れ舞台、観客たちは意外な光景を目の当たりにすることに…
なんとアデリンデ選手は土壇場で競技を棄権したのです!

彼女はfacebookでリタイアした理由を語ってくれました。

「パージバルは出場可能でしたが、いつもの力強さはないようでした。
昨日の今日のような状態では当然です。
(それでも)入場しただけで彼が全力を出そうとしているのがわかりました。
パージバルはどんなときも勇敢で、決してあきらめません…」

「でも彼を守るため、私が競技をあきらめることにしたのです。
かけがえのないパージバルに、こんな形で競技をさせることはふさわしくありません。
だから私は一礼して退場することにしたのです。」

とかく結果が第一に評価されるなか、とりわけオリンピックという大舞台での出場辞退となれば相当の勇気と
覚悟が必要でしょう。
しかもアデリンデ選手は愛馬パージバルへの敬意と思いやりから、その難しい決断に踏み切ったのでした。
それはある意味、金メダルと同等かそれ以上の価値をもつ出来事だったと言えるでしょう。

元気に回復したパージバルには、アデリンデ選手の気持ちがしっかりと伝わっているに違いありません。

出典元:cadot

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