ある日のこと、Aさんは彼女からプロポーズをされます。女性からのプロポーズであっても、プロポーズされたら誰でも嬉しく思うでしょう。

しかし、Aさんは違いました。彼女はもう長く生きられない体になっていたのです。最後のワガママとして、彼女は涙ぐみながら籍を入れてくれるように頼みます。

それは、Aさんのためでした。

彼女は苦い恋愛経験があり、恋に奥手になっていました。しかし、彼女に一目惚れをしたAさんは一生懸命に口説きます。

バツイチで、心身共に傷付いていたAさんにとって彼女はかけがえのない存在でした。二度と同じ過ちは繰り返したくないと、Aさんは彼女と過ごす時間を大切にします。

でも、仕事が忙しくなり彼女と過ごす時間はどんどん減っていきました。彼女からは一緒にいる時間をつくってほしいと頼まれましたが、そんなこと言うなら別れると思わず口にしたAさん。

それ以来、彼女はワガママを言わなくなります。Aさんにとっては、ワガママも言わず彼女が側にいてくれる時間が心地よい時間でした。




Aさんの気付かないところで、彼女は病魔に侵されていました。治療をすれば治る可能性もあったのに、彼女は治療を受け入れなかったのです。

そして、Aさんにプロポーズをするのです。彼女はたくさんのお金を残していて、それをAさんに使って欲しいと言いました。遺言も書いていて、その中でも受取人はAさんになっていたのです。

彼女の思いを汲み、結婚したAさん。結婚生活は僅か1日でした。

Aさんはもっと彼女の話を聞いて上げれば良かったと今でも後悔しています。彼女はいつもAさんのことを考えていたのに、Aさんは彼女に何もしてあげられなかったのです。ちゃんと話を聞いて上げれば、もしかしたら彼女は治療を受け入れてくれたかもしれません。

あなたには大切な人はいますか?一緒に過ごす時間は限られています。そのことを忘れないでください。

出典元:hitomoti