昨年の9月、韓国の釜山で起こった出来事です。西区(ソグ)の派出所に今年の始めに配属されたばかりのパク巡査は、そのとき昼食後の激しい眠気に襲われていたといいます。

その時に通報が。
「おばあさんが包みを持って町内を徘徊している」というもので、もう1時間以上も同じ場所をうろついているとのことでした。

現場に到着してすぐ、2つの大きな風呂敷袋を抱えた年配の女性を見つけました。しかし巡査が名前や住所、行き先を質問しても、女性は「娘が赤ちゃんを生んで病院にいる」と繰り返すばかりでした。

そのおばあちゃんの行きたい場所と大きな荷物の正体は…

数時間後、やっと女性を知っている人を見つけることができました。名前と住所、そして娘が今いる病院の名前が判明して皆が安堵。




パク巡査は2人の同僚と共に、女性の娘と生まれたばかりの孫がいる病院まで女性を送っていきました。娘の姿を見た瞬間、女性は安心したようにため息をつくと、大事に抱えていた包みを解き始めました。そこから出てきたものを見て、そこにいた全員が言葉を失いました。

そこには出産した娘のために 準備した、ワカメスープ、野菜のおかず、ごはん、布団が入っていたのです。

韓国では、カルシウムをたっぷり含んだ温かいワカメのスープを出産を終えた母親に食べさせる習慣があるそうです。

パク巡査は、強く心を打たれたといいます。自分の名前も思い出せないほど認知症が進んでいるにも関わらず、娘にワカメスープを食べさせなきゃいけないということだけは覚えていた母親の姿に思わず涙ぐみました。

出典元:imishin