大阪桐蔭の主将中村誠選手が中学3年生の時に書いた作文が心に刺さる・・・

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画像引用元:number.bunshun.jp

 

2014年8月25日、第96回全国高校野球選手権大会決勝戦にて。

対するは初の甲子園決勝に進出した「三重」と
2年ぶりの決勝に進出した「大阪桐蔭」。

結果は、大阪桐蔭が4-3で勝ち2年ぶり4度目の優勝!

その甲子園で活躍した大阪桐蔭の主将、中村 誠選手が、
中学3年生の時に書いた作文が素晴らしい文章で
感動的だと話題になっています。

 

友から学んだこと

中村 誠
(福岡県・糸島市立志摩中学校3年)

僕には、絶対叶えなければならない夢があります。

僕には体に障害を持った友達がいます。体の右半分はマヒしていて、右手はブラブラしていますが、右足は少し動くので介助すると歩くことができます。えん下障害もあるので食べ物は細かくきざんだ物にとろみをつけて介助でゆっくり食べれます。水分は多く飲めないでお腹に開けた胃ろうからチューブを通して注入します。それから失語症もあり全く声が出ません。文字盤も使えないので自分の意志を伝えることはできないのです。とても不便な生活を送っています。

その友達と知り合ったのは僕が小学五年生の頃、四年前です。僕が野球の試合に出るようになり、対戦相手だった子と友達になった。その子は同級生と思えないくらいに野球が上手だった。ポジションも一緒だった。試合にも負けた。僕はとても悔しかった。「絶対に負けたくない」この気持ちを胸に僕は一生懸命練習した。小学生の最後の大会の決勝戦でそのライバルのいるチームと戦った。延長戦で僕のチームが優勝することが出来た。でも僕は勝ったとは思えなかった。だから中学生になっても別のチームで戦っていくことを約束した。しかしその友達といるチームとの試合があっても友達はいなかった。

友達は障害者になっていました。障害者になって三年になります。三年前のある日を境に突然障害者になってしまったのです。原因は病気です。本当に急な出来事でした。当時僕は大きなショックで友達を受け入れることができませんでした。

そんな友達を見て、初め「かわいそう」だと思っていました。でも一生懸命にリハビリに取り組んでいる友達の姿を見ていると、僕は「かわいそう」と思うのは良くない事だと思うようになりました。なぜかというと、人に対して「かわいそう」と思うことは、その人を見下しているように思ったからです。友達は障害を持ちながら一生懸命に生きているのに、上からの目線はごうまんで大変失礼なことだと思いました。このことは友達に対することだけではなく、全ての障害者に対して共通する気持ちです。障害者になりたくてなった人は誰もいません。そして誰もが障害者にならないという確率はゼロではないのです。

友達のように突然、病気になるかもしれないし、事故にあってけがをしたり、またどんな災害に出くわしてしまうかもしれません。もし僕がそうなったとしたら、想像するだけでもつらいことですが、そんなとき僕は人から同情されたくないと思います。「かわいそう」と思われたくないのです。人間はどのような障害を背負っていようとも、命ある限りは生きていかなければならないことはみんなに平等に与えられていることです。ただ生きていくための条件が良いか、少し悪いかという差だけのことだと思います。だから僕は障害者を見て「かわいそう」と思うことが許せなくなりました。

僕はお見舞いに行くと友達の車いすを押して出かけることがありますが、よく他人の視線を感じることがあります。自分と違う人を見ると違和感を持つ人が多いのだと思います。でも自分と人は違っていて当たり前なのだし、その他人を認めることは最も大切なことだと思います。世の中のすべての人が自分と違う他人を受け入れることこそ、差別のない社会の実現につながっていくように思います。

友達のためにも、僕は野球を一生懸命頑張りプロ野球選手になり活躍します。

 

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この作文は、内閣府の「心の輪を広げる体験作文」で
最優秀賞の内閣総理大臣賞を受賞しています。

もちろん打撃などの実力も凄いですが、
やはりこのような優しい心、人の心の痛みを理解できる
素晴らしい感性の持ち主だからこそ、

甲子園でも主将としてリーダーシップを
発揮できたのではないかと思います。

ぜひ、プロ野球選手になるという夢を叶えて欲しいものですね。

出典元:平成23年度入賞作品 中学生部門最優秀賞「友から学んだこと」- 内閣府

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