「私は母の裏切りの証」母の遺品から偶然見つけた手紙に記された出生の秘密とは・・・

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画像引用元:StephaniePetraPhoto

高校生のとき、母が事故で死んだ。

父はだいぶショックを受けていて、葬儀のあった夜、 客人達を見送ったり雑用をこなした私がうちに入ってきたのを見て、 母さんが帰ってきた!と叫んだほどだった。

その後も朝から私を母と間違えたり、私のことを母の名前で呼んだりしてた。

私自身も母を亡くして辛かったから、ある日父に向かって、

「お母さんは死んだんだ、もう帰ってこないし私はお母さんじゃない」

と怒鳴って、泣きながら家を飛び出した。

おば(母の妹)の家に行ってそんな話を聞いてもらっていたら、 おばから、私は母に似ているから、みたいなことを言われた。

だけど私はずっとうちの中では父親似だって言われたし、 母もことあるごとに、私は何から何まで父にそっくりだって言って笑ってたから、びっくりした。

でも幸いなことに父はだんだんそういう状態から抜け出していって、 仕事にも復帰して家事も半分こして、二人暮らしで大学も出してもらった。

つい先日、母の遺品を改めて整理してたら、着物用の古いバッグが出てきた。

中には、宛先不明で母に返送されてきた手紙がいっぱい入ってた。

日付は、私が生まれる前後のもので、宛先は知らない男性の名前。

なんで戻って来るの分かってて出しつづけたんだろうって思った。

母には悪いと思ったけど、中身を読んだ。

私は父の娘ではなく、その宛名の人の娘なんだそうだ。

母は、父と別れてその人と結婚するつもりだったらしい。

詳しくは書けないけど、両親の間になかなか子供が出来なくて、不妊治療していたことは知ってた。

もう後は人口受精しかないってとこまできて、父はもうやめようと言ったらしい。

母はそれに応じて、通院をやめた。

でも、そのあと私を妊娠した。

父は奇跡だって手放しで喜んだんだと、父方の親戚が話していた。

でも本当はそうじゃなくて、母は父を裏切って、別の男を選ぼうとした。

私を妊娠したのは奇跡でもなんでもなくて、相手がかわったからだそうだ。

でも母はその男に捨てられて、父の元にとどまることにした。

わたしは、父の娘じゃない。

母と父の奇跡の子供じゃない。

私は母の、裏切りの証だ。

私は父に似てなんかいなかったのに、母はわざとそう言ったんだ。

父に不信を抱かせないためか、もしくは、私は顔も知らない母の不倫相手に似てるんだろう。

なにもかもいやになって、母の手紙は燃やして捨てた。

父は、何も知らない。

何も知らないで、私を男手一つで育ててくれた。

今の父の楽しみは、私のおなかの中にいるまだ見ぬ孫のためにせっせとグッズを買うこと。
私よりずっと真剣にたまひよ読んでる。

今日、父が言ったんだ。

赤ちゃんが生まれたら、母さんに報告にいかなきゃなあって。

母さんはお前を産むのに、すっごい苦労したんだ、だって。

私と父は、父と私の子は、他人なのに。

本当は誰にも言わないつもりだったけど、父を見てるとたまらなくなる。

でも、父には絶対言えない。

だからこれは、私が墓場まで持ってかなきゃならないって思ってる。

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人生には知らない方が幸せという事もある。

真実を無理に知る必要はないと思います。

何も知らずに家族を愛し続けたお父さん。

一人で秘密を抱え続けるのは辛いかもしれないけれど、そんなお父さんのためにも墓場まで持っていってあげてほしいと切に願います。

出典元:かぞくちゃんねる

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