老舗和菓子店「虎屋」17代社長の休業の挨拶文が素晴らしくて泣けると話題に

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画像引用元:toraya-group.co.jp

室町時代に創業した老舗和菓子店「虎屋」の赤坂本店が、ビルの建て替えのため10月7日に休業することになりました。

虎屋は室町時代後期に京都で創業した和菓子店。

明治2年の東京遷都に伴って東京に出店。

赤坂本店および本社ビルは、昭和39年の誕生から51年にわたって現在の場所で営業を続けてきましたが、この度の建て替えに伴って10月7日をもって3年間の休業となりました。

今月、代表取締役である十七代黒川光博氏自ら綴った休業の挨拶文をホームページに掲載しています。

そこにしたためられていたのは51年間の思い出や感謝の気持ちなど虎屋17代としての想いとお礼。

その文章に称賛の声が続々と寄せられています。

十七代 黒川光博より 赤坂本店をご愛顧くださったみなさまへ

赤坂本店、および虎屋菓寮 赤坂本店は、10月7日をもって休業いたします。

室町時代後期に京都で創業し、御所御用を勤めてきた虎屋は、明 治2年(1869)、東京という全く新しい土地で仕事を始める決断をしました。赤坂の地に初めて店を構えたのは明治12年(1879)。明治28年 (1895)には現在東京工場がある地に移り、製造所と店舗を設けました。

昭和7年(1932)に青山通りで新築した店舗は城郭を 思わせるデザインでしたが、昭和39年(1964)、東京オリンピック開催に伴う道路拡張工事のため、斜向かいにあたる現在地へ移転いたしました。

「行灯 (あんどん)」をビルのモチーフとし、それを灯すように建物全体をライトアップしていた時期もありました。周囲にはまだ高いビルが少なかった時代で、当時 大学生だった私は、赤坂の地にぽっと現れた大きな灯りに心をはずませたことを思い出します。

この店でお客様をお迎えした51年のあいだ、多くの素晴らしい出逢いに恵まれました。

三日にあげずご来店くださり、きまってお汁粉を召し上がる男性のお客様。

毎朝お母さまとご一緒に小形羊羹を1つお買い求めくださっていた、当時幼稚園生でいらしたお客様。ある時おひとりでお見えになったので、心配になった店員が外へ出てみると、お母さまがこっそり隠れて見守っていらっしゃったということもありました。

車椅子でご来店くださっていた、100歳になられる女性のお客様。入院生活に入られてからはご家族が生菓子や干菓子をお買い求めくださいました。お食事ができなくなられてからも、弊社の干菓子をくずしながらお召し上がりになったと伺っています。

このようにお客様とともに過ごさせて頂いた時間をここに書き尽くすことは到底できませんが、おひとりおひとりのお姿は、強く私たちの心に焼き付いています。

3年後にできる新しいビルは、ゆっくりお過ごしになる方、お急ぎの方、外国の方などあらゆるお客様にとって、さらにお使い頂きやすいものとなるよう考えています。

新たな店でもたくさんの方々との出逢いを楽しみにしつつ、これまでのご愛顧に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

虎屋17代
代表取締役社長 黒川光博
出典:toraya-group.co.jp

誠心誠意をもってお客様と丁寧に向き合ってきた事がひしひしと伝わるこの文章。

この挨拶文について、ネット上に反響が殺到しています!






新しい虎屋ビルは3年後、同じ地に同じ暖簾でオープンします。

変わっていく姿と、変わらない理念。

今後の「とらや」に期待したいですね!

出典元:toraya-group.co.jp

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