公演中、自閉症の子供がパニックに!観客からの批判の声に対する俳優の思いとは…

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2015年9月下旬、「王様と私」に出演していたブロードウェイ俳優のKelvin Moon Lohさんが、公演中に目の当たりにした出来事について自身のFacebookに投稿しました。

その投稿は、こんな言葉で始まります。

“I am angry and sad.”
(私はとても怒っている、そして悲しい…)

一体何があったのでしょうか…
画像引用元:sheknows.com

9月23日の「王様と私」の公演に自閉症の男の子を連れた母親が来ていたそうです。

そして劇中の鞭打ちのシーンで突然響き渡る子供の叫び声!

自閉症の男の子が、衝撃的なシーンを観てパニックを起こしてしまったのです。

周りの観客たちは

「なんでそんな子供を劇場に連れてくるの?」

「その子供を追い出せ!」

と親子を責め立てていたそうです。

叫ぶ息子さんを必死で連れ出そうとするお母さん。

その様子を舞台の上から見ていたKelvinさんは、公演中にも関わらずショーを止めて叫びだしたい気持ちになったそうです。

「みんな落ち着いて!お母さんは頑張っているじゃないか」

「彼女が頑張っているのが見えないのか!?」

そう思いながら公演を続けていました。

そして公演が終わる頃、その親子が座っていた席は空席になっていたのです。

やり切れない気持ちを抱きながら公演を終えたKelvinさんは、思いの丈をFacebookに綴りました。

『もしかしたら反感を買うかもしれないけれど…』と前置きをした上で、以下のように、自身の舞台に対する心のあり方を語っています。

I am angry and sad. Just got off stage from today's matinee and yes, something happened. Someone brought their…

Posted by Kelvin Moon Loh on 2015年9月23日

お母さんが息子さんを劇場に連れてきたことを、私は誇りに思う。

とても勇気のいることだったはずだから。

みんなは、彼女がどんな人生を送ってきたのか、これからどんな人生を歩むのか知らないと思う。

今回のようなことは、もしかしたら稀な出来事かもしれない。

息子さんと過ごす毎日は、穏やかな日々のほうが多いのかもしれない。

きっと、息子さんに色んな経験をしてほしくて、後ろ指さされるのを覚悟で劇場に足を運んだんじゃないかな。

彼女が選んだのは通路側の席だった。

たぶん最悪の事態が起こったときのためだったんだと思う。

みんなと同じように、ショーを見るチケット代金を払ったし、座席を選ぶときも母親としての責任を忘れてはいない。

素晴らしい母親だよ。

なのに、彼女にとっては最悪の一日になってしまった…。

「王様と私」をはじめ、私が出演するショーは、『全ての家族』のためにある。

障がいの有無なんて関係なく、全ての家族が幸せになれるための空間なんだ。

みんなにとって特別な時間なんだよ。

劇場やコンサートなど、小さな子供を連れていると偏見や警戒の目で見られてしまいがちですね。

最近は親子観劇室や、親子で楽しめるコンサート、託児サービスなども増えてきてはいますが、まだまだ少ないのが現状です。

行ってみたい公演も泣く泣く諦めるか、肩身の狭い思いで観覧する親子も多いのではないでしょうか。

感動を共有する場をもっといろんな人たちが楽しめるように、劇場側だけでなく、私達観客側も配慮できるようになりたいものです。

出典元:facebook.com

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