売れ残りは捨てるものじゃない!フランスの市場は“モッタイナイ”を体現するため、食料を無料で販売する…!

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例えばコンビニやスーパーで売れ残った食品はどうなるのかというと、

動物の肥料になる場合などもありますがほとんどが廃棄に回っているのが現状です。

誰もが一度は「もったいない!」と思ったことがあると思います。

今日はそんな食品廃棄物問題について、フランスでの画期的な取り組みをご紹介します。

日本で言う“モッタイナイ”を体現した素晴らしい取り組み。

フランスでは今年の2月に、「食品廃棄禁止法」が成立しました。

その名の通り、食品の売れ残りの廃棄を禁止する法律です。

フランスは世界に先駆けて、食品廃棄問題に進んで取り組んでいるんですね。

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ちなみに、日本の食品廃棄の現状はご存知でしょうか?

実は廃棄量が世界でも1、2位を争うほど高いのです。

政府広報によれば、日本では年間1,900万トンの食品廃棄物が出ており、

これは世界の7,000万人が1年間食べていける量だとか。

日本もフランスに見習って法整備を進めて欲しいところですが、

実はフランスではこの法律ができる6年も前から食品廃棄問題に取り組んでいる団体があるのです。

近隣諸国にも広まりつつあるという、その取り組みとは一体・・・?

フランス北部の都市リールには、Wazemmesという大きな市場があります。

ヨーロッパで2番目に大きい市場で、この取り組みはそこで始まりを見せます。

ジャン=ルールメールさんは6年前、この市場の売れ残りが捨てられているゴミ箱で、ある光景を目の当たりします。

食べ物を求めて、多くの人がゴミ箱を漁っていたのです。

日本では憲法で、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」などと謳われていますが、

現実の世界では政治的・経済的など様々な理由で、

ゴミ箱を漁らなければ食べ物にありつけない人が大勢いるということですね。

そんな光景を目の当たりにしたジャン=ルールメールさんは、

売れ残った品物を廃棄せずに「欲しい人に配布しよう!」と考え、

ボランティア団体「La Tente des Glaneurs」を創立しました。

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「La Tente des Glaneurs」は毎週日曜日に白いテントを立てて、

市場で売れ残った食料を無料配布し出したのです。

この取り組みはすぐさま有名になり、今では毎週約1,300人もの人が無料配布に並ぶようになりました。

無料配布を受けるためには、面倒な手続きや身分証明は必要なく、

求めている人に品物が届くようにされているのもポイント。

食料をなかなか買えない人にとっては非常に素晴らしい仕組みです。

更には売り手側も廃棄物(あるいはその費用)が出ないというメリットがあり、

双方にとって良い取り組みとなっています。

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またここでは食品だけではなく、生花なども無料で配布されているそうです。

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食品であろうとなかろうと、

もとは捨てられるはずだったものが新しい持ち主のところで役に立つのは非常に良いことですよね。

そして見逃せない現象がもう1つ。

ここで食料を分けて貰った人たちですが、その後生活も徐々に安定して余裕が出たところで、

「La Tente des Glaneurs」にボランティアとして戻ってくる方が多いそうです。

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「La Tente des Glaneurs」は今ではフランス全土で37か所にあり、

更には近隣のスペインやベルギーでも広がりを見せています。

どんどんとこの輪が広がっていって欲しいですね。

いかがでしたでしょうか?

“モッタイナイ”という言葉はもとは日本から世界に広まったはずですが、

その精神をフランスが先駆けて体現しているとは・・・。

日本も見習える点が多そうですね。

出典元:LCI

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