ジャーナリストの池上彰さん。
経済問題から国際問題まで、難しそうな事柄を誰にでもわかりやすい言葉で伝えてくれることに定評があります。
TV番組でも本でも、大人気の方ですね。

その池上彰さんがTV番組で使用した、日本の貧困問題を表したグラフが、まったくのインチキではないかと騒ぎになっています。

数々の不正にも臆することなく切り込んでいった池上さんが、どうしてそんなことをしてしまったのでしょうか。
その問題となったインチキグラフとは、いったいどのようなものだったのでしょう。

こちらのグラフをご覧ください。
日本とアメリカの平均所得の推移を比較するものです。

このグラフに基づいて出した結論が、以下のようなもの。

ですが、何かがおかしい……。
何がおかしいのか、わかりますか?

なんと、よく見るとグラフの縦軸と横軸が違う!

単体で見るならともかく、比較をするならグラフの軸の数値は揃えるのが常識です。
池上さんともあろう人が、どうしてこんなグラフを用いてしまったのでしょう。

これでは、日本の貧困層が酷くなっているという結論ありきのようにしか見えません。

このグラフを実際に当てはめてみると、以下のようになります。




重ねてみると、こんな感じに。
太線がアメリカ、細線が日本を表しています。

このグラフを見る限り、貧困層の所得変化には大きな差はないようです。
やはり、グラフによるトリックだと思えますね。

非正規雇用の増加により、失業率の見せ掛けの低下が生じているだけでは、という指摘。

貧困JKとして報道されたうららさんの事例も挙げますが……。

池上さんはうららさんを「相対的貧困」と結論付けます。

このように、データを示して日本の貧困層の苦しさを挙げ、その後に具体例を示して説明という流れなのですが、そもそものデータを示すグラフがおかしい。

貧困という社会問題に切り込む熱意はあっても、インチキなグラフを使ってしまっては台無しです。
主張自体がウソなのでは、と思われても仕方がないでしょう。

ジャーナリストというからには、きちんと正しい情報を伝えてほしいものですね。

出典元:netgeek