テレビ番組などでよく聞く

「シリアルキラー」

どういう意味かわかりますか?

怨恨が原因あるいは金品強奪などの目的による殺人ではなく、殺人そのものを目的として人を殺す連続殺人犯のことをいいます。

人を殺すこと自体に快感を覚えるという異常心理の持ち主。
この「シリアルキラー」の心理は私たちの想像をはるかに超えています。

今年の6月9日から7月10日までのおよそ1ヶ月間、世界各国の凶悪犯罪者たちが描いた絵などが東京の銀座ヴァニラ画廊に飾られました。その中でも特に反響の大きかった作品とその作者(シリアルキラー)をご紹介します。

なんと全米で300人以上も殺害していると言われているシリアルキラーがヘンリーです。
幼いころから売春婦だった母親から残虐な虐待を受け続け、それに耐えかねたヘンリーは自分の母親を殺害してしまう結果になりました。
それからは殺人に快感を覚えて次々に殺人を犯しました。その結果、死刑を宣告されましたが、死刑執行前の2001年に心臓発作で獄中死を遂げています。

ヘンリーは、作家トマス・ハリスの大人気作品『羊たちの沈黙』などに登場する元精神科医であるハンニバル・レクターのモデルの一人と言われています。ハンニバルは精神科医でありながら、ヘンリーと同じく多くの殺人を犯した上、殺した人間の臓器を食べるなどの異常行為を繰り返す人物そして描かれています。
そんな残虐なキャラクターのモデルにもなったヘンリー。
彼の作品がこちらです。

いかがですか?
ヘンリーをモデルとしたハンニバルのように歯についた赤いもの、見ているだけで気分が悪くなるような、そして狂気が感じられる作品ですよね。
漫画などでモンスターの絵などを見ることがありますが、それとは比べもにならない、本物が描くからこそ伝わってくるような絵ではないでしょうか?

殺人するための旅に出たと言われているのがオーティス・トゥールです。
実は先ほど紹介したヘンリーとも交流があり、一緒に殺人旅行に出かけたのだとか。

1人でも恐怖なのに、同じような殺人鬼が2人とはあまりにも怖すぎます。

オーティスは子供のころから女装癖があり、また、成長してからは放火することで性的に興奮するという異常性癖者でした。さらに殺害した後に強姦し、そのあと死体をバーバキューにして食べたと言われています。
想像もしたくありませんよね。
1983年に放火の罪で捕まったのですが、先に捕まっていたヘンリーにこれまでの殺人をすべてバラされてしまったため、放火ではなく殺人の罪となり、その結果死刑判決を言い渡されました。
当然、オーティスのヘンリーに対する憎悪は最高潮に達したということですが、当然の結果でしょう。

そんなオーティスの描いた絵がこちらです。

パッと見た限りでは、色鮮やかですがよく見るとやっぱり残虐な場面が描かれています。
中心の人物の手には凶器を持っており、その後ろには手や首が切られた人が描かれています。
空の雲の上に赤や黒の色が塗られているのは、どんな意味でしょう?私には彼の心の闇を表しているような気がします。

地元の名士として知られていたジョンは、今まで紹介した2人とは違ってパーティーなどでピエロになって子供たちを楽しませていました。
しかし彼は1972年から6年に渡ってシカゴ周辺で33人もの男性に性的な暴行を加えたのちに殺害し、その遺体を自宅の地下室に遺棄していました。
被害者のなかには少年も多数含まれていたと言います。

ピエロに扮して子供たちを楽しませている自分の姿を描いたのでしょうか?
今まで紹介した他のシリアルキラーのように血や殺人などの恐怖感が表現されている直接的なものではありませんが、エピソードを知った上で見返すとピエロの表情がなんだか怖いですよね。
しかし、この絵にはもっと怖い秘密があるのです。

ジョンの描いた絵はピエロ愛好家や絵画愛好家の間ではとても人気があるのですが、彼の絵を所有者している者が突然死するなどの不吉な事態が次々と起こったため、彼の絵は「呪いの絵」とも言われています。

最後にご紹介するのは、2人組の狂気的連続殺人犯の一人、ロイの描いた作品です。

ロイが服役中に出会ったローレンス・ビッテイカーと釈放後には一緒に10代の少女ばかりを誘拐し、強姦の上飽きてしまうと殺害するということを何度も繰り返しました。

この絵も表の顔と内側に潜む狂気の顔を表した、なんとも不気味ですが、それよりももっと怖いのは、ロイが司法取引によって仮釈放されているという事実です。今日も何気なく普通の人として生きているのです。

出典元:academic-box