JASRAC(日本音楽著作権協会)が音楽教室から著作権使用料を徴収する方針を固めた問題で、JASRACの大橋健三常務理事が「楽曲を作った人にリスペクトしてください」という趣旨の発言をし、「何様のつもり」と火に油を注ぐ結果となっています。

大橋常務の発言がなぜ炎上したのでしょうか。その背景には音楽コンテンツの売上減が見え隠れします。

音楽著作権の使用料はどのような仕組みになっているのでしょうか。

レコード会社がJASRACへ支払う著作権使用料は6%と決められています。CDが1枚3000円とすると180円です。その6%10.8円がJASRACに、残り94%の169.2円がレコード会社やアーティストに入る仕組み。当然、CDが売れれば売れるほどJASRACの収入も増えるわけです。




ところがCDなどの音楽ソフトや有料音楽配信の売上げは2007年をピークに下落が続いており、それに伴い著作権使用料の収入も減少。そんな中、JASRACは音楽教室への著作権使用料徴収の方針を表明しました。

音楽教室からの徴収について歌手の宇多田ヒカルさんが反対の意思を表明したほか、他の音楽クリエーターからも反対の声が上がっています。しかし、JASRACの方針に賛同するアーティストは見当たりません。

そんな中で「(使用料の支払いは)楽曲を作った人へのリスペクト」(大橋常務)など、取って付けたような理屈を言い出されても、世間は戸惑うばかり。そして「作品を作った人に対価を支払うつもりがないというのは、到底理解できない」とも。

こうした発言に「音楽業界の寄生虫が何を言う」「KYにもほどがある」と世間は猛反発。既得権益にどっぷり浸かっていると、こんなにも世間の感覚からズレてしまうのでしょうか?

出典元:netgeek