3月11日の東日本大震災で、余震の続く地域にも入り瓦礫の撤去や被災者を助けるなど大活躍を見せていた自衛隊。感謝こそすれ、命をかけて救助にあたってくれる彼らを恨む人はあまりいないのではないでしょうか。ある時、青森県の自衛隊はふとこんなことを思うようになりました。

「まだ雪を見たことがない沖縄の子ども達に雪を見せてあげたい」

沖縄県全体での観測上の雪は2度だけ。しかも積雪などは一切なく、実際に降ったのは“みぞれ”でした。青森県のように毎年大雪に見舞われる地域とは違い、もし沖縄県で一生を過ごしたなら積もった生の雪を見ることはおそらくありません。そんな“子ども達のために”と動いたはずの青森県の自衛隊が、まさかの批判を受けることに。誰も予想しなかった悲しい出来事をまとめました。

青森県の自衛隊が「まだ雪を見たことがない沖縄の子ども達に雪を見せてあげたい」の思いから動き出し、1995年から始まった『雪プレゼント』イベント。今年も2月16日にプレゼントされ、雪が届いた小学校では歓声を上げて大喜びする子ども達の姿がありました。

毎年こうして大量の雪がダンボールに詰められて運ばれ、青森県と沖縄県の自衛隊が協力することで行われていました。そこに込められたのは、彼らの善意のみだったと誰もが思っていたはずなのです。

普段見ることのないたくさんの雪に大興奮の子ども達、最後には『海上自衛隊』のロゴの入ったキャップを被り記念撮影などもあったようです。ですが楽しげな内容は勝手な解釈をされ、“自衛隊が関わってきた事”に怒りを露わにした市民団体が現れたのです。




どれだけ子ども達が喜んでいるイベントであろうと視界に入っていないのか、「危険を運んでくる自衛隊が関わってくることは許さない」と訴え、ついには来年から『雪プレゼント』イベントは中止になってしまいました。もう雪が運ばれてくることは無いのです・・・。

市民団体には例のイベントが、「学校教育に介入したのは洗脳活動の一歩、雪のプレゼントは偽装工作であり戦争を始める準備」だというのです。ここまで他人の善意を汲み取れないというのは、彼らの言葉を借りるならばある意味“自衛隊は悪だと洗脳されている”とも言えますね。しかも各地で行っているとされる抗議活動は徐々に大きくなっているといいます。

「米軍もダメ、自衛隊もダメどうしたいんだろうね」「それはそれ、これはこれで子どもが楽しめばそれでいいだろうに大人が残念やね」「自衛隊をバカにしてんのか!」

当然といえば当然かもしれませんが、子ども達の楽しみと自衛隊の善意を理解しない市民団体はネット上でも反感を買うことに。中には「こうした意見の食い違いから戦争って始まるよな」といった冷静なツッコミの声もありました。

上のポスターは市民団体と同じ、自衛隊反対を掲げる宮古郡民の会が製作したものです。これを見ると一般的な解釈との違いも感じますが、「過激的な部分をやけに大げさに言っている」という印象を受けます。確かに自衛意識は大切なものです。ですがそれを理由に相手の言い分も聞かず大騒ぎする行為自体が、戦争の始まりなのかもしれません。

出典元:netgeek