人形がお部屋にあるという光景。小さい子供のいる家庭だったり、多くの女性は自分の部屋にお人形を並べて眺めていたという経験があるのではないかと思いますが、男性で何十体ものお人形を集めていると聞くと、少し違和感がありますよね。
今回ご紹介するのは、その違和感が恐怖に変わるある男性のお話です。

ロシア中西部の都市、ニジニ・ノヴゴロドに住むアナトリー・モスクヴィンは作家兼研究家であり、墓地に関する歴史学の専門家としても有名な人物でした。
そんな彼に、警察が当時調査中だった案件について参考意見として助言を求めようとある日彼の自宅を訪れました。
すると警察は、アナトニーのアパート室内が異様な雰囲気であることに気づきました。
45歳で子供のいないはずの彼の部屋になぜか、色とりどりの子供服やたくさんのおもちゃがあったのです。
この光景に警察は違和感を覚え、アパートの一室に入ったのです。するとそこには
洋服を着た少し奇妙な風貌である等身大の人形がいくつかおかれていました。
室内に異様な匂いが漂っていたことも気になり、警察は人形に近づきよく観察してみました。




その人形の正体は、なんとミイラだったのです。
アナトニーは、深夜の墓地に向かい、埋葬されたばかりの少女や女性の遺体を掘り起こし自宅に持ち帰っていたのだと言います。
その後、持ち帰った遺体をミイラ加工し、失敗した遺体は墓地に戻していたそうです。
その数なんと150体。アナトニーは、持ち帰った遺体に塩と重曹を塗り込んで防腐処理を施し、乾燥した遺体の体内に布を詰めミイラ化に成功した数は29体あったそう。
完成したミイラにはロウのマスクを装着。顔にはマニキュアでペイントし、
衣装を着せたミイラたちと、お誕生会やお茶会を行なっていたのです。
更には、生きているような臨場感を得たいと考え、そのうち数体には会話装置まで取り付けていたと言います。

アナトリーが13歳のとき、親友の11歳の女の子が亡くなり、その遺体にお別れのキスをするように強要されたそうで、この一連の出来事は、その時の体験がきっかけとなったともいわれています。
アナトリーは
「永遠の命をプレゼントしようとしただけ。決して性的な行為には及んでいない。」と主張したそう。
その後彼は妄想型統合失調症を患っていることがわかり、検察側は起訴を取り下げ
精神病院に措置入院となりました。

出典元:academic-box