コミカルな役が光った「ゆとりですがなにか、純米吟醸純情編」やバイオレンスなキャラを演じた「ディストラクション・ベイビーズ」、見る人を惹きつけて止まない俳優、柳楽優弥さん。彼は2004年、14歳のときに出演した映画「誰も知らない」でカンヌ映画祭・最優秀映画賞を史上最年少で受賞して脚光を浴びましたが、その後、薬物摂取や突然の激太りで世間を驚かしました。その激太りを変えるキッカケ
になったのが2012年に亡くなった18代目中村勘三郎さんの言葉だったそうです。

7月3日に放送された「深いい話&しゃべくり007」にゲスト出演した柳楽優弥さん、普段めったにバラエティ番組に出演しない彼の登場に番組では「俳優なのに○○」というテーマを用意、彼の知られざるパーソナリティを掘り下げました。

カンヌでの最優秀男優賞受賞後に激太りしたことについて柳楽さんは「ご飯を食べ過ぎた」と告白、当時は精神的なストレスがあって食べてしまう状態だったと語りました。現在はスリムな体形を維持する柳楽さんですが、そのきっかけになったのは2012年に亡くなった中村勘三郎の一言だったそうです。

2人は普段から親交があった訳ではなく、会ったのはその時1回きりでしたが中村さんは柳楽さんに辛辣な忠告をします。

「君は見栄えが悪いから、俳優辞めなさい」

初対面の相手に突然「辞めなさい」とは失礼のように思えます。しかし芸能界の大先輩・中村勘三郎さんは、柳楽さんに伝えたいものがあったのです。俳優という「見られる」職業の人間が自分の見た目を気にしないことは、職業意識に欠けるということを言いたかったのです。
そして柳楽さんもこの言葉の裏にある意味を理解して「本当にありがたい」と受け止め、ダイエットを決意したのです。以降、ボクシングやランニングなどスポーツに汗を流し、2~3ヵ月で20キロの減量に成功しました。

その後柳楽さんは、様々な映画やドラマ、CMに出演し再び実力派俳優として活躍しています。今年はNHKの大河ドラマをはじめ3本の連続ドラマに出演しています。これからも映画「銀魂」や「散り椿」などの公開が控えており、絶好調です。しかし、もし勘三郎さんとの出会いがなかったら、今の柳楽さんは無かったかも知れません。

出典元:excite