災害時、いざという時にどう対応すればいいのか…。
現代社会に不可欠な存在と言えるスマホや携帯。ここでは、万が一の災害時にも使用出来るための充電ツールという、「通信×防災」の情報をお伝えします。

スマホや携帯は時間が経てば電池が減ります。いざ肝心な時に使えなくなってしまっては困りますね。そのために備えておきたいのが、スマホを充電するツールです。
災害時に重要なスマホ充電ツールは、事前に充電しておいて使用するタイプの「乾電池式充電器」や「モバイルバッテリー」と、その場で電気をつくるタイプの「小型ソーラーパネル」や「手回し発電機」が挙げられるでしょう。

(1)乾電池式充電器は、電池式であるが故に様々な利用が出来る他、充電しながらスマホや携帯が使える、さらには電池のストックや長期間の保管が可能というメリットがあり、災害時だけでなく普段から利用する事で慣れ親しめます。

(2)モバイルバッテリーは、何と言っても乾電池より大容量である事がメリットでしょう。乾電池と同じく充電しながらスマホや携帯が使用出来ますが、大容量であるために、充電量は乾電池をぐんと上回ります。

 防災アドバイザーの高荷智也氏は次のように語ります。
「私は乾電池とモバイルバッテリーを2つ使っています。まずモバイルバッテリーでスマホを充電し、それがカラになったら乾電池を使います。モバイルバッテリーは容量も大きくフル充電出来ますが、一度に使ってしまうと単体では充電が出来なくなるので、いざという時に心許ない。しかし乾電池ならば電池さえ替えれば何度でも充電が出来ます」
 それぞれにメリット、デメリットはあります。しかし2つの利点を使う事でお互いを補い合えば、それぞれに顔が立つという事でしょう。




 次の2種類は、「その場で電気をつくる」タイプと言えます。
(3)小型ソーラーパネルは、晴天時であれば安定した充電を行う事が出来る上に、長期的な保管が可能ですが、雨天時や夜間さらには室内では機能せず、発電力は思うようには得られません。

(4)手回し発電機は、環境に依存しないで使用出来ますが、発電までに長い時間と人力を要して疲弊する他、作業時に騒音が発生するために、避難所などでの使用は難しくなります。

 自然が相手であり、しかも大きな労力を要する事からデメリットが大きそうですが、前出の高荷智也氏は「停電が長期化する時には役立つ可能性はあります。あれば安心なので、備品袋に入れておいてもいいとは思いますよ」
 これらのツールは、あくまで補助的な手段としておくのがよさそうです。

そして近年、非常時に保存袋を開けるだけで、何と空気(酸素)と反応し、すぐに最大AC100Vの電力を発生する新型非常用電池が登場しました。

 高荷氏は「その高い発電力から、今後の企業や公共施設、医療機関で備蓄する業務用非常用電池になると思う」と前置きし、「一般家庭でも将来的に使えるのではないでしょうか」と語ります。

 最後に高荷氏は、どんなタイプの電池であれ、普段からのチェックの重要性を指摘します。
「普段から使っていないと、いざ災害が発生して使おうとした時に、メンテナンスがされていなかった、自然放電されていて容量がカラになっていて使えなかった、などといった事が発生してしまうでしょう」

 やがて来るであろう「その日」に備えて、多岐に渡るスマホ携帯用充電ツールそれぞれのタイプをしっかり把握するのはもちろん、最も大切なのは普段から「いつでも使えるようにしておく」事でしょう。

出典元:time-space