この経験は、私にとって強い後悔と反省が入り混じる、心苦しいものです。
しかし、決して忘れてはいけないという強い思いと、同じような境遇にいる人に少しでも、この思いを知ってもらいたく書いています。

私には子供が3人います。6歳の長女と3歳の長男、そして1歳の次男です。
長女・長男の育児経験もあり、次男の育児は余裕だと考えていたのですが、家庭の仕事は膨大でこの時期が最も苦労して家事と育児を行っていました。

旦那にも出来る範囲で協力はしてもらっていたのですが、それでも追いつかなくなって段々と家庭の中はギスギスとした雰囲気になっていきました。そんな中、長女にいろんなことを求めるようになっていました。家事の手伝いに長男の面倒見、学校に入ったばかりなのに長女に頼るようになっていました。

それなのに感謝の気持ちよりも思ったように出来ないことへの「苛立ち」の方が大きく、長女への口調も段々と激しくなっていきました。

あるとき長女が大泣きして訴える場面が発生します。
このとき私は“はっ”と我に返って娘に間違った対応をしていたことに気づかされ、後悔をしました。

ある日、学校から帰った長女に、散らかった部屋の掃除を頼みました。
長女は掃除の途中にテーブルにあったコップを落として割ってしまいます。
どこか切れていた私は「あ~~~~もう!」娘に声をかけることもなく、コップの破片を拾いにかかりました。
さらに「なんでこんなこともできないの!」と罵声まで浴びせていたのです。




その時、普段は涙など見せたことがない娘が驚くほどに大泣きし、泣きながらわたしにこう言ったのです。
「ごめんなさい!ママが大変だから楽にさせてあげたかったのに、できなくてゴメンなさい」ハッとしてしまいました。

この瞬間に私は娘になんて酷い事言ってしまったんだろうと後悔しました。
わたしは娘を抱きしめ「ごめん、怪我はない?」と聞きました。娘はずっとわたしを気遣ってくれていたのです。
それなのに母親の自分はやることに追われて娘のことを考えて上げられませんでした。
私の中で強い後悔と反省の念がこみ上げて来て、涙が溢れました。

わたしは今日まで、頑張っていた長女を褒めることもなく便利使いして、出来ない時は腹さえ立てていたのです。
長女が泣いて訴えるまで気づかないなんて母親として失格です。家事や育児に追われている人はたくさんいると思います。
そんな人に聞いてもらいたいのです。「そんな毎日の中で、大切なものを忘れてしまってないか?」ということをです。

私は恥ずかしながら「大切なモノ」を失いかけていました、そのことに気づかせてくれた長女には感謝しています。
私は“あの日”から娘の顔を見る度に、「大切なモノ」を意識するようにしています。
そして、それを忘れずに生きていきたいと思います。

出典元:clover48