自らが神様であるかのように振る舞う「お客様」というのは、自分がお店の立場に立ったことがないのか、店側の気持ちを想像することができないようです。

金を払う方が偉い、という発想は、なにも小売店とお客の関係だけに限った話ではなく、労働者に給料を支払う会社にもあるようですね。
ろくに支払いをすることもなく残業させるような「労働力の万引き」事例もそうですし、就職活動の面接で無礼な振る舞いをしたりするのもそうでしょう。

金さえ払えば、という姿勢はまさしく悪質なクレーマーのものであり、それは日本だけに限ったことではないのです。

今回ご紹介するのは、海外投稿サイトRadditに書き込まれた、とあるお店での出来事。
レジのバイトをしていた投稿者と金持ち風の親子連れ、そして店長のやり取りです。

投稿者の女性は、スーパーでレジ打ちをしていたそうです。
すると、そこに金持ち風の母親と、小学生くらいの女の子という親子連れが。

母親はレジカウンターに商品かごを投げるように置き、クーポンを数枚、突き出してきたといいます。

投稿者が商品確認の問い掛けをするも、母親は携帯を見ていてこれを無視。
仕方なく会計を済ませていると、一部のクーポンが使用期限切れであることが判明しました。

当然、投稿者は一部のクーポンが期限切れであることを説明し、使用をお断りしました。
ところが、母親は

「客がクーポン使ってと言ってるんだから、素直に従いなさいよ!!」

とキレ出したというのです。

「店長を呼んで!」

となおも逆上する母親に、仕方なく投稿者は店長を呼びました。

しかし、これだけでは終わりません。
店長を待つ間、その母親は隣に立つ娘に向かって、

「だから大学に行って勉強しなきゃいけないのよ? さもなければ彼女みたいにレジ打ちで人生終わっちゃうから」

などと嫌味を言い続けていたというのです。

なお、投稿者の女性がレジで働いていたのは大学の学費を稼ぐためであり、母親が娘に言っていたのは完全に中傷といえます。

「いかがなされましたか?」

登場した店長に、「自分は客だからクーポンを使えるようにしろ」と要求する母親。

すると店長は商品を袋から出し始めたのです。
怒りと困惑の表情で声を荒げる母親に店長は一言。

「お客様、もう結構です。私どもの従業員を侮辱される覚えはありません」

母親は

「こんな店、二度とこないわ!あんたの上司にいいつけてやるわよ!私を誰だと思っているの!」

と怒り狂いながら娘を連れて出て行ったのでした。

店長はどうやら投稿者と母親とのやり取りを事前に聞いていたようです。
そこで、「お客様」扱いを止めたのでしょう。

その親子連れクレーマーが去った後、店長は投稿者をねぎらってくれたそう。
この対応には、掲示板でも大いに称賛のコメントが寄せられたのでした。
何でもかんでもお客の言うことを聞き入れていては、商売はやっていけませんよね。
店長さんの毅然とした対応は、素晴らしいものだったと思います。

それにしても、「ちゃんと大学へ行く」ことを娘に勧める母親は、大学へ行きさえすれば期限切れのクーポンでも使えると思っていたのでしょうか。不思議ですね(笑)

出典元:cadot